もりや耳鼻咽喉科

診療時間はこちら

WEB予約受付

もりや耳鼻咽喉科

MENU
     

医院ブログ

     

Blog

スギヒノキ花粉症(2021年シーズン)

「くしゃみ鼻みずが止まらない!」
「眼がかゆい!」
「鼻がつまって夜眠られない!」
花粉のシーズンはつらいですね。 福岡は2月初旬にスギ・ヒノキ花粉の飛散が本格的に始まります。

★今年の福岡での飛散予想★
過去10年の平均飛散よりは少ない予想ですが、昨シーズンより多く飛散します。

・もりや耳鼻咽喉科の治療法

花粉症の治療の基本は、初期療法と維持療法です。できれば花粉が飛散する少し前から内服薬や点鼻薬を始め飛散終了まで続けます。有効な漢方薬も準備しています。
お薬とひとくちに言っても各々特徴があり、効き方、効果的な服用方法・使用方法がちがいます。また眠気など副作用の出方は人によって異なりますので注意が必要です。
飛散状況に見合った効果がきちんと得られているのか確認しながら、効果が弱いと感じられるときには我慢せずに早めにお気軽にご相談ください。
院長がわりやすく説明します。

飛散開始前までにおこなっておくと有効な治療法に、高周波ラジオ波(サージトロン)を用いた鼻粘膜焼灼術があります。本格的な飛散開始前に受けておけば飛散時期の症状の緩和に役立ちます。

事前の血液検査が必要ですが症状と血液検査で重症と診断された方には昨シーズンから新しい注射の治療(ゾレア)も選択肢に入るようになりました。

・免疫療法を検討しましょう

花粉によるアレルギー反応こさせなくして完治を目指す治療法に免疫療法があります。
今までは皮下注射を長く続けていく皮下免疫療法のみでしたが、数年前からは舌下免疫療法が保険診療で始まりました。
飛散シーズンのみでなく1年を通して毎日薬の舌下を続け、3~4年医療機関に通いつづけることで花粉症の完治を目指します。 当院でも多くの方が続けています。

・飛散シーズンの日頃の対策は
屋外ではマスクとメガネが有効です。前シーズンからは新型コロナ感染対策もあり皆さん屋外でのマスク装用に気をつけておられますが、花粉症対策にもマスクはとても有効です。メガネをかけることも有効ですが、花粉症用専用のものがシーズン中には売られていますので検討してみてください。
衣類もウールなど毛羽だったものはさけてツルツルした素材のものをえらび、屋外から屋内に入るときはまず服や帽子についた花粉をしっかり払ってから家に入る習慣をつけましょう。

・規則正しい生活リズム、適度な運動などを心がけましょう
花粉症の症状の程度は自律神経の働きと密接に関係しています。年度末で何かと忙しい時期になりますが、ストレスをさけ規則正しい生活を心がけることが大切です。バランスのとれた食事をとること、夜更かしなどはさけ睡眠時間をしっかり確保すること、ランニングやジムなどでの適度な運動もよいでしょう。でもストレス発散の目的でのお酒の飲み過ぎは、アルコールが血管を拡張させてしまい鼻づまりや目の充血などの症状を起こりやすくしてしまい逆効果ですので注意してくださいね。

カテゴリー