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最近は登ることもなくご無沙汰していますが、福岡市のランドマークの一つです。 標高597メートル。奈良天平時代に正覚寺をひらいた清賀上人が、山に自生する椿の実から灯火用の油を絞り筑前各地の寺へ送ったことに由来しているそうです。
毎朝クリニックに行く途中に箱池越しに山を眺めては「雨が降りそうだな」「結構雪が積もっているみたいで今日は寒そうだな」「今は雨が降っているけど油山の方は晴れているようなのでそろそろ天気も持ち直すかな」とつぶやいています(ときにはずれますけど)。 幼い頃は、自然好き&ドライブ好きの父に連れられてときどき展望台を訪れていました。 学校の遠足の目的の一つだったようにも記憶しています。
春から夏そして秋にかけてはたくさんの人がキャンプや山登りで油山を訪れているのでしょう。
たゆやかに福岡の街並みを見守るように横たわっている穏やかな山ですが、終戦直前には「油山事件」の舞台になった哀しい歴史も持ちます。 今、ウクライナでは罪のない人々への虐殺・殺戮がおきています。一刻も早く平和な日々が戻るようお祈りします。
参考:小林弘忠「逃亡(油山事件戦犯告白録)」