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レイトショー

中原中也 高校時代映画研究部に入っていた私は、還暦を優に過ぎた今も映画館での映画鑑賞が大好きです。映画館はつかの間現世とは違う世界へ誘ってくれる夢の空間です。

数回、高校の文化祭の準備のために、中洲にあったピカデリーや東宝などの事務所に出向きポスターをたくさんもらったりしました。事前にお電話をしていたとは思うのですが、高校生が数人でおじゃましても嫌な顔せずいろいろ教えてくれて、貼ってもいいポスターを何枚もくれました。ある事務所では封切り前の映画「八甲田山」の業務用脚本まで皆にくれ「今度試写会に呼んであげるよ。そしてこれを読んで感想文を書いて送ってくれたら新聞にも載せるかもしれないよ」とおっしゃってくれ、後日一般試写会で迫力の映画を緊張してみました。北大路欣也さんと高倉健さんは本当に格好良かったです。  今考えても本当にありがたく、またとてものどかで良い時代でした。あのときにお世話になった方々本当にありがとうございました。中洲の街は、私たちが若い頃はいくつかの映画館が立ち並ぶ映画の街でしたが、先日ついに中洲大洋が閉館してしまい時代の流れを感じます。でも中洲での映画館復活の噂もありまた楽しみです。

私は映画を見るときは、できるだけ一人で平日のレイトショーで観るようにしています。

休日昼間に比べると当然入りも少なく、ある程度の人気映画でも集中してゆっくり観られます。ときにはアルコールを飲みながらゆっくりと観たりします。ただそういうときは途中でトイレに立ちたくなることが玉にキズですが(^^ゞ)。レイトショーを継続していただいている映画館にはとても感謝です。今夜映画を観に行こうかなと気が向いたときに、今夜はどこで何をやっているかな、的な感じで調べてフラッと観に行くのが好きです。私はできるだけ事前の評判や内容を見ずに観るようにしています。今夜はこれはどうかなっと思ったら、映画の公式サイトを見て雰囲気でこれにしようと決めています。自分で良いと思うものはそれで良いですし、ちょっと残念だったなあと思うことがたとえあってもそれはそれでひとつの出会いですし。

先日、そういう感じで今夜行こうとネットで作品を探していてふと、比較的新しくできた映画館でのレイトショーで中原中也と小林秀雄の映画をしていましたのでさっそく観に行きました。中原中也は山口で大学生活含めお世話になったこともあり詩集を学生生活の頃から持っているもので、ときどき出してきては読み返していました。 しばらくは離れていたのですが、改めて真剣に読み返したのは「宇宙戦艦ヤマト」で真田さんが中原中也の詩集を紹介してくれた数年前でした。それ以来それまで以上に本棚の取り出しやすい場所に置いておくようになりときどきは読み返していました。今回私にとって初めて映像での中原中也との対面でした。本やマンガである程度自分のイメージを固めてしまうと、マンガや実写でみたときに自分のイメージした声や動きに軽く裏切られることもしばしばですが、今回はとてもとてもイメージ通りで、出演なさっている俳優の皆さんはとても素敵でした。本当に中也はこうだったろうなのイメージでしたし、また小林秀雄もそうであったろうなというイメージ通りでした。小林秀雄さんって写真で拝見してもとてもイケメンで素敵な方のようですし。映像的には、なんといっても京都のモノトーンの風景の中での柿と傘の艶やかさがとても綺麗でした。3人はメリーゴーランドに乗って喜びも悲しみも苦しみも回り回り、そして中也はローラースケートに乗って左に右に惑いながらも駆け抜けたのですね。

 

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