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私の少年期のテレビシリーズで圧倒的に記憶に残り好きだったのが「帰ってきたウルトラマン」でした。なんといっても一番多感な(多分)10歳前後頃にほぼシリーズを通して観たということもあります。ツインテールやタッコングなどのとてもユニークな他のシリーズにはないようなユニークな造形の怪獣たち、シーゴラスやシーモンスの夫婦怪獣との哀愁漂う戦い、テロチロスやベムスターなど圧倒的に強い怪獣達。すばらしかったです。とくに、ナックル星人とブラックキングに敗れてしまう回は、特に前半を見終わって後半が始まるまでの1週間は喪失感と寂寥感で頭の中がフワフワしてずーっとボーッとしていたことを憶えています。
そしてなんといってもシリーズを通してのMATの果敢な戦い方にしびれました。隊の存亡をかけてジープとバズーカ砲で突っ込んでいくシーンは鳥肌ものでした。シュールでスマートなウルトラ警備隊に比べ、どこか人間くさくて隊員一人一人の感情を織り交ぜながらすれ違い意見の衝突をしながらそれでも次第に理解しながらともに戦っていく姿に、子どもながらに大人の世界を少し学んだ気分でした。
先日、団時朗さんがご逝去なさいました。スラッとして本当に格好良くて私たち世代のヒーローでした。ありがとうございました。