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今から9-10年前になりますが、伝説のグループCrosby,Stills&Nashが福岡に奇跡的に来てくれました。その情報を数ヶ月前に知った私は、すでに買っていた彼らのCDを復習したり聴いていなかった作品を新たに購入して聴き込んだりして予習に励み、当日はほぼ中央正面の席で観ることも出来大興奮。客の入りが思いのほか少なかったせいか少し不機嫌そうなCrosbyさんも、彼らしい風情でご愛敬、そしてラストは当然ですがあのStillsさんの”Love the One You’re With”でした。とても素晴らしいライブでしたが、Neil Youngさんの”Ohio”が聴けないかなあと、とんでもなく無謀で淡い期待を抱いていたのですが当然彼らが唄うことはなかったです。当たり前ですよね。
でも、もしですよ、今このときに来日してくれたとしたら唄ってくれたかもしれません。それもCrosbyさんが鬼籍に入られたので叶わぬ夢となってしまいましたが。。
高校時代、友人の1人がCSN&Yが良いのでぜひ聴いて聴いてとしきりに紹介してくれました。ただその頃の私は歌詞を理解する術を知らず、陰影を帯びた様式美の素晴らしい英国のプログレばかりを聴いていましたので、ある意味かなりフォーキーなCSN&Yはよくわからずメロディだけでボンヤリと聴いていただけでした。でも、彼らの2枚組”4 Way Street”ではやはり”Ohio”が一番印象に残っていました。そういえば当時は2枚組ライブ作品が大流行りでしたね。高校生予備校生でまったくお金がない私たちにとっては高嶺の花ばかりでした。でも彼らの動く姿がほとんど観ることが出来ないその当時はとてもありがたいものでした。
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから半年以上経ち、遠い東洋の日本から個人として見つめていると膠着状態に陥ってしまっているように見えます。先日、USAで今回の戦闘に抗議する学生運動が起こったニュースをBBCで読んでいましたら、そのニュースで、Youngさんが”Ohio”を作るきっかけになったケント州立大学銃撃事件のことが引用されていたので、数年ぶりに最近この曲周辺を聴いています。
そして、ネットの孫引きで英語圏の記事を読んでいましたらThe PretendersのChrissie Hyndeさんが当時彼女は高校生でその事件を目撃していたのですね。不勉強で全く知りませんでした。
彼女の数々の作品の中で、不朽の名作”I’ll Stand by You”があります。私はRod Stewartさんの名カバーからこの曲を知りました。
唄の中に cause I’ve seen the dark side too とあります。もしかしてオハイオの事件のことかも、なんて勝手にイメージしてしまいました。彼女は自伝を出しているのですね。手に入るかなあ。
I’ll stand by you
Won’t let nobody hurt you