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語り部

先日、終戦記念日に封切られた映画「雪風」を観ました。私は映画を観るのはできるだけ一人で、平日のレイトショーなどゆっくりしている時間帯で行くのが好きなのですが、もう一つ割とルーティンにしていることは「できれば作品のパンフレットを購入する」です。監督また主だった俳優さん方の近影やコメントなどを読み、またその映画の作成に至った背景や過程などを知るなど鑑賞後にゆっくりと復習できることがなによりの楽しみだからです。そして購入したパンフレットは本棚の比較的目につくところにまとめて置いていますのでときどき見返し読み返し、映画の空気とその頃の自分を思い出しています。  映画に限らず、観劇のときやライブに行ってパンフが販売しているときはいつも購入を検討します。以前の福岡ドームでのEaglesのライブの超大型パンフは今でもときどきそのときのライブの雰囲気等が想い出します。博多座でのレ・ミゼラブルなどは、もう何回行ったか思い出せないくらい行かせてもらったので、その都度いつも新しい感動をもらっているのですが、購入したパンフもいつの頃だったがごちゃごちゃになってしまいましたが(^^ゞ。

今回の映画のパンフレットもレイトショーで鑑賞後帰宅し、ゆっくりと楽しく読ませてもらいました。そして巻末に半藤一利さんについて書かれていた記事をみかけ、偶然にも半藤さんの「世界史のなかの昭和史(文庫版)」を先月読み終えたばかりだったので、自分だけのこの巡り合わせに少々感動してしまいました。 数年前の大作「山本五十六」は半藤さんの原作で素晴らしい作品でした。もちろん私は映画館でも観ましたしDVDも購入しましたし原作本も読みました。ほとんど追っかけ状態ですね。 しかし、「雪風」に関して私が本格的に知ろうとしたのは遅ればせながら、映画館で3回観た「ゴジラ-1.0」がきっかけで、半藤さんが雪風に強い想いを抱いているのは今回まで不勉強ながら存じませんでした。できるだけ先入観なくタイトルとその映画の雰囲気だけでいつも映画を観ている私にとって、この映画に半藤一利さんがしっかり息づいておられることをパンフレットのこの記事で知ることができました。

半藤さんはしっかり今もそしてこれからも「生きて」おられるのですね。

私はこれまで通史ものでの愛読書は、陳舜臣さんの「小説十八史略」、渡部昇一さん監修の「人間学読本 史記 」、出口治明さんの「全世界史」そして半藤一利さんの「昭和史」3部作です。今年の秋の夜長は「昭和史」3部作をまた読み返してみようと思っています。

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