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最近は、子供達に教えてもらいながら若い方達の、back numberさんやOfficial髭男dismさんを楽しく聴いたりするのですが、それでもだんだんと先祖返りといいますか、若い頃から聴いていたアーティストの方達が更に若い頃の世代の1960年代以前のジャズやソウルに興味をもつようになり積極的に音源を探したりネットや本でのガイドを元に勉強しています。
ジャズは現在Bill Evansさんを中心に勉強中(沼はかなり深そう!)、そしてソウルはMotownの編集盤を中古で入手しそこから派生させてThe SpinnersやThe SupremesそしてMarvin Gayeさんなどを聴いていています。そしてそしていろいろ気にはなっていてジャンルとしてはなかなか踏み込めなかったブルースにも今回よいきっかけができました。
そのきっかけは数ヶ月前に愛読している音楽雑誌に載っていた、以前から参考にさせていただいている好きな音楽評論家のお一人の立川芳雄さんがお書きになった1960年代のイギリスのブルース編集盤「BLUES ANYTIME」の紹介記事です。5枚組というボリュームにややたじろぎましたが、立川さんのご紹介であればとさっそく購入しました。
しばらく以前にはEric Claptonさんの「Me and Mr. Johnson」をきっかけにあの伝説の「Blues breakers with Eric Clapton」をさかのぼって聴き込んでいた時期もあったのですが、私にとってはそれ以来の「ブルース集中講座」となりました。
すでに風格さえ漂うJohn Mayall&the Bluesbreakers、Chuck Berryさんのご機嫌なフレーズをまじえてグイグイ弾きまくるJeff Beckさん、ブルースバンド時代の渋いFleetwood Mac、そしてなんとThe Rolling StonesをバックにEric ClaptonさんとJimmy Pageさんの競演などなど、ブルース初心者の私としては曲の理解はまだまだでしょうが、クレジットを眺めて聴いているだけで、若くてギラギラした目で演奏している彼らの風景を思い浮かべられもう大興奮の作品達です。
全ての曲がとても素晴らしいのですが、特にRod Stewartさんが印象に残っています。
私の若い頃Rod Stewartさんは「Da Ya Think I’m Sexy」や「Sailing」などでバッチシ決めるヒーローでした。彼の作品も数枚持っていますがどれか1枚といわれたら誰が何と言おうと「Foot Loose & Fancy Free(明日へのキックオフ)」です。特にB面トップの「You Keep Me Hangin’ On」の哀愁を帯びたボーカルとCarmine Appiceさんのド迫力ドラムには高校生の私は完全にノックアウトさせられ、結局この曲がきっかけでVanilla FudgeからThe Supremesを知る一つのきっかけにもなりました。 で、今回の編集盤に入っているRodさんの数曲を聴いて「どこかでなんか聴いたことがあるようだなあ、自分が持っているのはイケイケロックスターだった頃ばっかりなので違うだろうしなあ」となあんかモヤモヤした感じがあって、ぼんやりとRodさんの曲をネットでたどっていたら、おおこのジャケットは!!今回の1曲は、30年以上前に買ったRodさんのボックス「Storyteller」に入っていたので若い頃に聴いていた記憶があったのですね。
私の若い頃はボックスセットが大はやりしました。なかでもDerek & the Dominosの「Layla Sessions」とそしてRod Stewartさんの「Storyteller」は本当によく聴きました。今回、棚の奥からそれこそ10数年以上ぶりに「Storyteller」を出してしみじみ。4枚組で全てを通して聞き直すことは無理でしたが、ブルースが入っている1枚目を、30数年以上前のものですが今でも楽しく聴けました。
「Foot Loose & Fancy Free」というご機嫌なタイトルのアルバムの最後に静かにRodさんは呟きます。
「ほんのジョークのつもりだったのさ。怖がる気持ちを隠そうとしてね。」
30才前の頃も、そして今も彼の素敵なハスキーボイスは染みます。
Rod Stewartさん、素敵な歌声を届けていただきありがとうございました。